nonkinatohsan’s blog

このまま実りの無い人生で終わるのかと、 、 、

散る桜の花びらを踏みながら想うこと

京都旅行の初日、夜半から雨が降るあいにくのお天気だった。お昼過ぎに京都に着いてみると、雨は小降りになり風もなかったので、歩いて移動するにはそれほど難儀ではなかった。しかしスーツケースを引き連れて移動することになったのは本当に想定外だった。ようやく見つけた駅の手荷物預かり所は長蛇の列で、しかも我々の前で一時STOPとなって列の最後尾に並ぶことすらできなかった。そういう訳でわずか半日で老体は悲鳴をあげ、夜はお風呂も入らず早々と寝てしまった。

二日目の今日は荷物は宿に置いたまま、身軽になったので気分良く予定どうり廻ることができた。それにお天気も思いの外良かったので。さすがになんだかんだで歩数は軽く一万歩を越えてしまった。だから今夜も又ぐっすりと眠ることができるだろう。

 

宿は有名なお寺の宿坊だったので今朝のお勤めにも参加させてもらうことができたが、恥ずかしながらお経は何経かは分からなかった。我が宗派のお経もろくに唱和できないのに、そうなるのは当たり前だ。それでも途中のは「般若心経」だったろうか。最後にあげられた祈願の言葉の中に、「ウクライナ」と「コロナ」という文言が聞き取れた。本当に一日も早く戦火とウィルス禍が収まりますようにと心から祈らずにはいられなかった。

 

お堂の回りにはもうすでに散り始めている桜がかなりある。その一方でまだ蕾のままのものもある。旅はもう一日ある。明日の朝まだ咲いていないこの桜の花を一輪でも観ることができたら幸いである。そして散った桜の花びらの想いを知ることができたならば・・・