来春の四十周年の記念日に京都に小旅行を考えている。さっき旅行雑誌を何冊か購入した。思い立ったが吉日と云うが、今決めないとずっと旅行することもないまま、人生を終えてしまうかもしれないと、二人とも思ったからだ。
個人や人々、国々(邦々)にはそれぞれの歴史がある。それらが過去現在未来に渡って複雑に絡み合い、また複層的に重なり合っている。
自然の摂理に従っている河川の流れの清濁に比べて、人間の違い、特に人間の心の違いは大きいだろう。かたや慈悲心に満ちた人もいれば、かたや害悪心に満ちた人もいる。
一個人の心の中にも慈悲心があり、そして害悪心がある。その害悪心だけを取り除くことができれば良いのだが、どうすれば良いのだろう。"神の手"を持つ名医に任せられれば可能かもしれないが、ただ小人は嘆息するしかない。
四十周年の記念石はルビーだそうだ。
五十周年の記念日にはぜひ金剛石を贈りたいものだ。
