拝啓
随分とお久しぶりです。年賀状をいただきとてもうれしく思います。すぐに返事をと思いましたが、遅くなってしまい申しわけありません。
道場建て替えの件、少しでも協力できると良いのですが、もう少し待ってもらえるとありがたいです。
こちらもだいぶ歳を重ねるにしたがって、あちこちと(頭も体も)弱ってきました。しかしなんとか地べたを這いずり回りながらも、しぶとく生きのびています。先のことは何もわかりませんが、眉間のニラミ皺がこれ以上深くならないように、反対に目じりと頬のワライ皺を増やしていこうとささやかな望みを持っています。腹はなるべく立てず、少しのことは笑い飛ばせれば幸いと思います。
貴殿のこれからの益々の御活躍と御繁栄、合わせて御健勝を雪国の田舎より祈念いたしております。
敬具
令和六年一月二十五日
◯◯ ◯志
◯◯ ◯之様