(多分今年最後の)柿もぎをした。枝切りをしながらなので果がいかない。やがて黒い雲が近づいてきた。風も少し出てきた。もう少しもう少しと欲張っている内に、とうとう雨が降ってきてしまった。急いで作業小屋に逃げ込んだ。
そのあとは作業小屋でいつもどおり渋柿の蔕の部分を焼酎につけてビニール袋に入れ、くちを紐で固く縛る。8キロ入りが4袋。前回とややに同じくらいか。もうお昼が近い。
今日は一人なので、お昼はカップ麺ですませた。食べ終わって、少し横になる。明日はお祭りで、午後から宮掃除に行かなくてはならない。雨が酷くなってきた。雨具はどこだったっけ?
雨はいつかはやむ。
あれはいつ止むのだろうか?
すべてを破壊し尽くさなくては止まないのだろうか?
誰の声も届かない。
祈りさえも届かない。