いざとなればあたふたしてこの有り様だ。娘のほうがとてもしっかりしている。いろいろアドバイスをもらって本当に感謝している。
とうとうあれがすぐそこまでやってきた。ついに「濃厚接触者」となってしまったのだ。とりあえず薬局に駆け込み(?)「抗原検査」を受けた。「陰性」だった。少しほっとしながらも、これで発症の可能性がなくなったわけではない。
急ぎ会社に電話し上司に事情を話した。会社に迷惑を掛けてしまった。人員のやりくりが大変かもしれないからだ。五日目にもう一度検査を受け、その結果を報告することになった。それまでとりあえず自宅待機だが、発症すればそこからさらに延長となる。
落ち込んでいる場合ではない。薬局でいろいろ買い込み、スーパーでまたいろいろ買い込み万が一に備えなければならない。そして何よりも高齢の母にうつらないようにしなければならないのだから。