金曜日の夜のローカル番組を見ながら無邪気に笑ってる母に対して、これまでことあるごとに文句をいってきた自分のやり方が無駄だったと急に思えてきた。これまで母の言うことやすることに対して反論や否定の言葉を多用してきた。共感や肯定の言葉は本当に少なかったと思う。ましてや感謝の言葉など言ったことあっただろうか。本当に親に対して説教するなどというのは最も倫理にももとる行為だったのだろうと思う。
認知症は今のところ良くなることはない。多分本人の行動には何の悪気もないし、たとえ説教してもまったく釈迦の耳に念仏状態に陥ってしまうのが関の山。実はあちらの問題ではなくすべてはこちらの問題だった。採点すれば良くて五十点、悪くて五点から十点位だと思う。全く偉そうにしている場合ではなかった。自分の親であって、もう自分の親ではない。これからは甘えてはいけないのだ。
一方では災害級の雨を降らし、また他方では恵みの雨を降らしている。己の行動は果たして・・・
