限られた時間の中で、当然何もかも実行することはできません。特に頭の中も、部屋の中も雑然としている人間には無理です！その事に漸く気づき、すでに半ば諦めの境地に至っています。いまさらながら俊英の書いた覚醒の書の山を、ため息をつきながら眺めています。おのれのいたらなさや身勝手さはいうまでもなく、これほどまでの文明を築いた人間の宿業に絶望しつつあります。仏の顔も三度までとの諺もありますが、仏様は裏切られ続けても顔色ひとつ変えられることはないと思っています。
非暴力(アヒンサ)といえば、すぐにガンジーを思い起こします。(それからアメリカのどなたでしたか、同じ志の方はまだまだ他にたくさんいらっしゃるとおもいますが・・・)
しかし今の状況を見ると、何度殺されれば、何度凌辱されれば終わるのか全く見当もつきません。身を自分に置き換えて考えても、それだけの忍耐力があるかどうか心許ありません。こちらは平和です。しかし心から喜べないし、笑う気分には全くなれません。
人間には何を託されたのでしょうか。
