やはり雨にかこつけて
妻と出かけた
午前中食料品などを買ったあとワー◯マンに行った。ウォーキングシューズかランニングシューズのどちらか買う目的で。このまえそのうち二人で庭園巡りでもしようかと約束(?)していたので、そのための靴を買ってしまえば後は実行するしかないからだ。その他のものはとりあえず今あるものでなんとかしよう(かな?)。
そのあと県内の庭園ガイドブックに掲載されていた片道約小一時間のところにまで足を伸ばして行ってきた。標高千メートル弱の山の麓にあり、そしてさらに海も近い庭で、食事もできるというのでそこに決めた。途中の橋が通行止めだったが、クネクネと迂回路を走りきって無事に着いた。
建物に入る前に先に庭園(ガーデン)を見せていただくことにした(勝手ながら⋯)。
霧雨だったので傘もささずにサササッと見て回った。自然な感じで手入れがされていて好感が持てた。妻に自慢げに木々や草花の名前を教えたのもどうか許してほしい。はるばる(?)来た甲斐があったと心から感じたものだから。
食事をしようと建物に近づくと、玄関脇の戸が開いて男の方(翁?)が出てこられた。許可を得る前に庭を見学したことをまず詫びた。そして感激したことを素直に伝えると、そこの来歴を訥々と話してくださった。遡ること20数年前に定年で勤めを終えたあと、知人から山を購入し、一から整備されたそう!池も三つあるらしい。正確な広さは聞きそびれたが、購入金額を聞くとかなりの広さだろうと勝手に想像が膨らんだ。なんとかベリーの実も食べさしてもらい、枝も挿し木すればいいと何本かもらった。御商売抜きの応対に、こちらの声も上ずるし、だんだんと大きくなってしまった。
そんなこんなでなんとか談義に花が咲いたあと、ようやく建物の中に入ることができた。中には奥様(媼?)がいらっしゃった。今度奥様のお話を聞くとびっくり!そもそも奥様と奥様のお友達との会話から、すべてが始まったらしい。そして更にこの物語の主人公は奥様で、旦那様は内助の功に励まれたとのことらしい。
残念ながらお二人ともご高齢になられたので、現在は土日祝だけの営業とのことだった。しかし今日はたまたま食事の提供はしていないという。
でも
湧水を沸かして
淹れてくださったコーヒーを
とても美味しく
頂戴した
奥様の多彩(多才)な趣味のお話しで盛り上がったあと、また御主人の趣味のお話しでひとしきり盛り上がった。
帰り際にまた別の品種の枝を挿し木用にと頂いたりして、本当に恐縮してしまった。
そしてまた来ますとお約束をし、ようやくお暇したのだった。
今度は夕日を観るために⋯
そして今日買ったシューズを履いて来よう⋯